規格額縁などに貼られる金は銅と亜鉛からなる洋箔・真鍮箔(シンチュウハク)と呼ばれ、通常はニスなどを接着材として額縁に貼られます。
しかし、今回の制作のような技法は本金箔を水だけで(場合によっては薄い膠水)貼っていく古典技法の作業です。
本金箔は洋箔に比べ厚みが非常に薄い為、取扱がとても大変です。
箔下トノコの上に水を塗り、紙に転写したり箔刷毛を使用して 金箔をのせていきます。
下地の膠(ニカワ)が水で溶け、金箔が接着されます。(息をかけられないほど、とても緊張する作業です)
破れてしまった箇所は切箔をのせるか、金消し(金泥)で修正します。
金箔が完全に乾く前に瑪瑙(メノウ)石の付いた特殊道具で金箔を磨いていきます。
額縁の場合は色々な形状になっているため、瑪瑙棒も何種類か必要になります。
磨いた後には眩しいくらいの黄金色がでてきます。
(古今東西、人間が金に魅了されてきたのがよくわかります!)
額縁は絵や工芸品と違い、額に入れる作品を引き立たせる為の商品です。
ですので、“キンキラ金”のままではあまり好まれません。(中にはそれが良い場合もありますが)
中に入れる作品に合わせ、イブシ加工をしたりアンティーク調、モダンスタイルに仕上たりします。
本金箔の輝きを残しつつ、品良く高級感を出すにはやはり技術と感覚と経験が必要だと思います。
(私は、まだまだ経験不足ですが・・・)以上までが額縁制作の工程です。
最後はは作品をセットするまでの額装・完成編をどうぞ!





