額縁の裏仕上げ・化粧張りを紹介します

額縁を組み立てした後は、裏側もきれいに化粧張りしたいものです。

額裏は塗料の後が付着していたり、角留め金具が見えていたりとあまりきれいに処理されていません。壁に掛けてしまえば表からは見えるところではないですが、化粧張りする事によって、製作の丁寧さが俄然違って見えます。

既製品などの額縁もそうですが、緑色の紙が額裏や裏板に貼っていたりすると思います。

 高級額縁は緑色鳥ノ子を糊貼りします。

 

この緑紙にも色々な種類があるのですが、粘着式のグリーンテープがあると容易に化粧張りする事ができます。

糊貼りや水貼りと違いすでに粘着糊が付いていますので、シールのように剥離紙をはがすとそのまま使用できます。1巻50m巻きで15㎜~120㎜まで15種類の幅で販売しております。幅や形状によって何種類か用意したいものですが、20㎜~40㎜幅が1~2本あればカットしたり、段差で継ぎ足したりして充分に活用できると思います。

額裏はもとより、パネルの紙貼り、ボードや厚みのある作品のマット付けなど色々な用途に使用できると思いますので、どうぞ利用してみて下さい。

 

商品は当店でも販売しております。

(15、20、30、40、50幅は常時1~2巻くらいの在庫があります。その他の幅は取寄せになりますので、3~7日くらいかかります)

*表示価格には消費税が加算されます。また、価格、在庫は変動する事がありますので確認下さい。  

*発送の場合は、送料を500~1,200円にてお送りいたします。(一部離島などを除く)  

*発送の場合のお支払は、代引き及びお振込み(手数料自費)にてお願いいたします。    

 お問合せはこちら、または 0436-21-7715(担当:馬場)までどうぞ。

 

額縁・家具の角留め金具・Vネール

額縁は通常45度ずつにカットした左右の棹を貼り合わせて四角形の製品に組み立てます。

木製の材料の貼り合わせには木工用ボンドを使用するのですが、それだけでは強度がもちません。見え幅が1㎝位の細い材料もあれば、複雑な形状の太幅の額縁もあります。また、材質によって木目や硬さも変わってきます。

昔は補強金具として釘を横から打ち、パテ埋めなどで目隠しをしていました。(特製の木地額などは共材を使用した“ちぎり留め”を製作して角補強をしております)

しかし、見た目の悪さや強度問題に難点もあり、現在では額の裏からV型ネールの金具を打ち込む方法に変わってきました。

その事により額縁表面の見た目がきれいに仕上がり、額縁の厚みによりネールの長さを替えることができるので、複雑な形状の額縁でも充分な補強ができるようになりました。

額縁メーカーや、量産製作店では大型の組み立て機を導入して作業性の効率アップにも役立つようになりました。

当店でも足踏み式の組み立て機を使用しているのですが、このV型ネールはハンマーで容易に打ち込む事ができるのです。アッシュ材やメープル材などの硬い材質の手打ちは難しいですが、パイン材や杉、桧材などは問題なく打ち込む事ができます。

(額縁の形状や木目の流れによっては打ち込みが難しい場合もあります)

額幅の細い物は1箇所で充分ですし、幅広の材料は2~4箇所とずらして打ち込みます。

趣味で製作する額縁や家具などの木工製作の角留めにはとても重宝すると思いますので、是非利用してみてください。

 

 額縁の裏面より打ち込みます。

   

Vネールは刃が傾斜してある方を額縁に打ち込みます。

 

下記の商品は当店でも在庫販売しております。

●カセス社純正ユニバーサル ウェッジ(Vネール)

10.5㎜幅×10㎜高 約260発 400円(税込み)

10.5㎜幅×12㎜高 約260発 460円(税込み)

10.5㎜幅×15㎜高 約260発 520円(税込み)

●アルファマキーネ社純正ユニバーサル ウェッジ(Vネール)

10.5㎜幅× 7㎜高 約200発 280円(税込み) 

 

*価格、在庫は変動する事がありますので確認下さい。  

*発送の場合は、送料を500円(関東近隣)~発送できます。

 (少量の場合はポスト投函メール便160円対応できます。但し、前払いのみ)

*発送の場合のお支払は、代引き及び前払い振込み(手数料自費)にてお願いいたします。    

 お問合せはこちら、または 0436-21-7715(担当:馬場)までどうぞ。

 

特製本金箔額縁 ~今回は鏡を入れました~ 

お客様が持参した鏡を、当店の特製本金箔額縁で製作して入れましました。

 色々な額縁サンプルをお見せした中で、本金額コレクションの展示品の1枚をとても気に入って頂きました。

 

見積段階で少し予算オーバーしてしまいましたが、鏡額ですので絵画に比べセットの手間もかからず(鏡を額縁に入れる場合に注意しなければならない事が幾つかあるのですが)、納期はいつでも良いというお話でご注文を承りました。

 

 木地組み、手彫り、箔押しと全てを手作業で仕上げ、通常の仕事の合間に少しづつ仕上ていきましたので、約半年かかりました。

お客様には大変お待たせしましたが、出来上がりをとても気に入って頂きました。

ありがとうございました。

 

*特製本金額縁の詳しい製作工程は、こちらよりご覧いただけます。

 

    

  • 品番: KOHF11-9-67
  • 額縁外寸法: 60×50㎝
  • 参考価格: 100,000円

 

最高級!手彫り本金箔額縁(10) 完成です!

 

お客様には長くお待たせいたしました。

龍をイメージした彫りとアンティークゴールド&濃紺色、「龍額」は完成しました。

 

手彫り本金箔額縁は、一般の額装仕事の合間に制作しておりますので、

数ヶ月の期間を頂いております。

それでもご注文してくださるお客様には感謝しております。

今後も一年に数枚づつですが、このような伝統額縁を制作していきたいです。

 

  • 品番: KOHF11-3-65
  • 額サイズ: 油絵規格SM
  • 参考価格: お問合せ下さい

 

最高級!手彫り本金箔額縁(9) 額装編

 

 

額縁が完成した後は、作品をセットするための額装加工をします。

マット部分に布貼りをしたり、裏板表面に化粧張り、内面には保護紙貼りをするなど、糊貼り仕事が多いです。

また、作品保護のためにUVカットアクリルやミュージアムガラスなど表面カバーを付けます。

 

 

最終へどうぞ。

 

 

最高級!手彫り本金箔額縁(8) 仕上げ編

 

金箔は研いたままで輝き過ぎます。彩色も原色では単調過ぎます。

作品を引き立たせるためには額縁の強調を抑える仕上げをしなくてはなりません。

顔料や油料、粉末材などで古びを入れ、金箔や彩色部分に強弱を付けます。

 

 

次へどうぞ。

 

 

最高級!手彫り本金箔額縁(7) 色塗り編

 

金箔貼り作業を終えた後は、色塗り作業をします。

彩色は金箔を予め貼っていない箇所にしたり、貼ってある上から更に彩色する場合もあります。

色の深みや表現を出すために下塗りと上塗り数回塗り行ないます。

次へどうぞ。

 

 

最高級!手彫り本金箔額縁(6) 金箔ミガキ編

 

本金箔を貼り終えた額縁は荘厳な輝きがあります。しかし、より一層輝かせるために瑪瑙(メノウ)石の付いた道具で磨いていきます。

額縁の形状によって瑪瑙(メノウ)石の形を変えて磨くのですが、1度に磨ける巾は1㎜程度の “線” です。

従って位置を少しずつずらしながら丹念に磨いてゆきます。

 

そして、誰もが魅了する『永遠の輝き』が現れてくるのです!

(画像ではちょっとわかりづらいですが・・・)

次へどうぞ。

 

金箔を磨いた後

金箔を磨く前

最高級!手彫り本金箔額縁(5) 本金箔張り編

 

 いよいよ金箔張りの作業です。

極薄の本金箔を額縁に貼る場合、額縁の巾や形状によって貼り方をかえます。

金箔をあかし紙(金箔と金箔の間に入れられている紙)に転写してから貼り付ける方法と、

金箔自体を箔貼り刷毛に貼りつけのせてゆく方法とあります。

いずれにしても無風状態で1枚ずつ丁寧に貼っていきます。

また、金箔を貼る接着材は水だけを使用します。下地の膠(にかわ)が溶けて、程よい接着効果が現れます。額縁の彫刻の場所は金箔が破れてしまいますので、継ぎ足しや本金泥などで修正します。

次へどうぞ。

 

最高級!手彫り本金箔額縁(4) 下地石膏塗り編

大まかな彫刻を終えた後、木目を潰すために下地石膏を塗っていきます。

石膏は水と膠(にかわ)を分量どおり混ぜ合わせ、刷毛で何層にも塗り重ねます。

彫りの細かな部分は、石膏が盛り上がった後に再度彫刻します。

塗りあがった石膏の表面は、平面にするために細かく研摩します。

 

その後、金箔下地用の特殊とのこ(ボーロ)を塗ります。

本金箔を輝かせるための重要な顔料です。

次へどうぞ。