額縁の彫刻は作品を引き立たせるためにも非常に重要な事です。
西洋古来の伝統彫刻から、現代建築に合わせた飾りなど1点1点作品に合わせてデザインします。
彫刻のデザインを下書きして、愛用の小刀や丸刀で掘り進めていきます。
荒めにペーパーで研摩して、大まかな彫刻を完成させます。
筆の変わりに絵具をへらとしてキャンバスに描いたり、パレットの上で絵具をこねたり剥したりと様々な使用ができます。
しかし、このナイフ類は絵描きさんが使用するだけではなく、色々な業種の職人さんたちにも重宝されているのです。
例えば建築関係では粘着材やコーキング材などを着ける時、細かな左官作業をする時などには画材用のへらが便利だそうです。画材店には、へらの厚みや形状、硬さなどが色々とあり、建材売場にはない道具なのです。
私自身も、額縁製作の時のボンド付けの時などは、とても便利に使っておりいます。
画材店はアーチストや絵描きさんだけではなく、様々な職種の方にも利用されています。一度街の画材屋さんを覗いてみてください。意外な便利グッズにめぐり合えるかもしれません!
今度、美術館などで絵を鑑賞する場合は気にかけて見てみてください。
作品に映り込みがほとんどなく、ライティングが当たっていたとしても淡いグリーン色だったり、バイオレット色で見えたときは、低反射ガラスを使用している高級額装だと思ってください。
まるで、何のカバーも装着していていないような透明度があると思います。
高級保存額装や美術館の展示には是非お勧めの逸品です!
・(菅原氏写真額装)参考価格:
35,000円(額縁外寸法:650×450㎜)
保存用ミュージアムガラス・ミュージアムボード(マット)・裏パネルドッコ式
・ミュージアムガラスのみの参考価格 :
1箱170,000円 (2㎜厚、813×1016㎜ 4枚入り)
ご注文、お問合せはこちら(メール)、または TEL0436-21-7715・FAX0436-21-7806(担当:馬場)までどうぞ。
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規格額縁などに貼られる金は銅と亜鉛からなる洋箔・真鍮箔(シンチュウハク)と呼ばれ、通常はニスなどを接着材として額縁に貼られます。
しかし、今回の制作のような技法は本金箔を水だけで(場合によっては薄い膠水)貼っていく古典技法の作業です。
本金箔は洋箔に比べ厚みが非常に薄い為、取扱がとても大変です。
箔下トノコの上に水を塗り、紙に転写したり箔刷毛を使用して 金箔をのせていきます。
下地の膠(ニカワ)が水で溶け、金箔が接着されます。(息をかけられないほど、とても緊張する作業です)
破れてしまった箇所は切箔をのせるか、金消し(金泥)で修正します。
金箔が完全に乾く前に瑪瑙(メノウ)石の付いた特殊道具で金箔を磨いていきます。
額縁の場合は色々な形状になっているため、瑪瑙棒も何種類か必要になります。
磨いた後には眩しいくらいの黄金色がでてきます。
(古今東西、人間が金に魅了されてきたのがよくわかります!)
額縁は絵や工芸品と違い、額に入れる作品を引き立たせる為の商品です。
ですので、“キンキラ金”のままではあまり好まれません。(中にはそれが良い場合もありますが)
中に入れる作品に合わせ、イブシ加工をしたりアンティーク調、モダンスタイルに仕上たりします。
本金箔の輝きを残しつつ、品良く高級感を出すにはやはり技術と感覚と経験が必要だと思います。
(私は、まだまだ経験不足ですが・・・)以上までが額縁制作の工程です。
最後はは作品をセットするまでの額装・完成編をどうぞ!
今回の作品は林武のパステルデッサン画作品を、本金箔水貼り仕上というの高級古典額縁を制作して額装しました。
とても時間と手間はかかりましたが、その制作の工程をご紹介します。
作品に合わせたイメージをデザインして、オリジナルの型取りした下地木地額を組上げます。
(下地木地は木地専門職人に外注します。どのような材料を使用するとか、断面はどの型にするとか細かく打ち合わせて1枚より成形してもらいます)
今回は四角に花彫の彫刻を入れるので、彫刻のしやすい樹脂パテを盛り上げ貼りつけます。
額全体は直線を柔らかくした崩し彫をして、角の花彫りは4箇所とも変えました。
(崩し彫は、少し遊び心がでて手作りの雰囲気を強調した仕上がりになりますが、やり過ぎるとワザとらしくなってしまいます)
箔用の下地石膏(胡粉等)を膠(ニカワ)水で溶き、塗っては乾かして何度も重ね塗りをします。
この時の水と石膏と膠の分量が本金箔の輝きに大きく左右します。
また細かな彫刻は石膏で潰れてしまうので、その都度彫り直しては石膏塗りの繰り返しです。
(膠は腐りやすいので夏場は特に注意。臭いです!)
耐水ペーパーヤスリで表面のザラ付きを研きます。この時も下地石膏塗りが薄いと木地まで研き過ぎてしまいます。
箔下用の特殊砥粉(トノコ)を塗ります。この砥粉には赤と黒があり、仕上のイメージにより塗り分けます。
(ちょっと臭いもあります)
以上の工程までが本金箔水貼りのための下地作りです。
何の作業でもそうでしょうが、下地作りによってその後の仕上げが大きく変わってしまいます。
さて、それではいよいよメインの金箔貼りの紹介です!
























