金箔貼り作業を終えた後は、色塗り作業をします。
彩色は金箔を予め貼っていない箇所にしたり、貼ってある上から更に彩色する場合もあります。
色の深みや表現を出すために下塗りと上塗り数回塗り行ないます。
本金箔を貼り終えた額縁は荘厳な輝きがあります。しかし、より一層輝かせるために瑪瑙(メノウ)石の付いた道具で磨いていきます。
額縁の形状によって瑪瑙(メノウ)石の形を変えて磨くのですが、1度に磨ける巾は1㎜程度の “線” です。
従って位置を少しずつずらしながら丹念に磨いてゆきます。
そして、誰もが魅了する『永遠の輝き』が現れてくるのです!
(画像ではちょっとわかりづらいですが・・・)
いよいよ金箔張りの作業です。
極薄の本金箔を額縁に貼る場合、額縁の巾や形状によって貼り方をかえます。
金箔をあかし紙(金箔と金箔の間に入れられている紙)に転写してから貼り付ける方法と、
金箔自体を箔貼り刷毛に貼りつけのせてゆく方法とあります。
いずれにしても無風状態で1枚ずつ丁寧に貼っていきます。
また、金箔を貼る接着材は水だけを使用します。下地の膠(にかわ)が溶けて、程よい接着効果が現れます。額縁の彫刻の場所は金箔が破れてしまいますので、継ぎ足しや本金泥などで修正します。
大まかな彫刻を終えた後、木目を潰すために下地石膏を塗っていきます。
石膏は水と膠(にかわ)を分量どおり混ぜ合わせ、刷毛で何層にも塗り重ねます。
彫りの細かな部分は、石膏が盛り上がった後に再度彫刻します。
塗りあがった石膏の表面は、平面にするために細かく研摩します。

その後、金箔下地用の特殊とのこ(ボーロ)を塗ります。
本金箔を輝かせるための重要な顔料です。
額縁の彫刻は作品を引き立たせるためにも非常に重要な事です。
西洋古来の伝統彫刻から、現代建築に合わせた飾りなど1点1点作品に合わせてデザインします。
彫刻のデザインを下書きして、愛用の小刀や丸刀で掘り進めていきます。
荒めにペーパーで研摩して、大まかな彫刻を完成させます。
特にデコラティブな彫刻額は少ないと思います。
当店では棹材(モールディング)を利用して、規格額縁では販売されてないようなオリジナルの額縁を限定販売として用意しております。
今回の額縁の特徴は、45㎜巾の外枠に金彫とアイボリーのコンビネーション、銀箔ライナー(内枠)は15㎜見えます。
全体にアンティーク調ではありますが、強すぎず柔らかなイメージになっております。
限定1枚だけの販売です。どうぞお早めにご利用くださいませ!
OCF10-14 金アイボリー P4号 額縁外寸法:44×32,5cm
ガラス・ダンボール箱付き
価格: 11,550円
*発送の場合は、送料を600円~1,200円にてお送りいたします(一部離島などを除く)
*発送の場合のお支払は、代引き及びお振込み(手数料自費)にてお願いいたします。
お問合せはこちら、または 0436-21-7715(担当:馬場)までどうぞ。 ご来店の際は、このページを印刷してお持ち下さい。
額装した絵画や写真などの作品は通常表面にガラスやアクリルなどの透明カバーを付けて展示します。空調管理された美術館などは別としても、作品に付着する埃や汚れを防ぐためにも透明カバーは必要なものです。
しかし、デメリットのひとつとして、透明カバーの反射によって作品の鑑賞を妨げる事があります。特に写真の様なモノクロ作品や室内外の光が映り込んででしまう場所など、せっかくの作品が見づらくなってしまいます。
そんな大切な作品のカバーに付けたいのが、低反射ガラスです。
従来より表面がすりガラス状になったつや消しガラスがありましたが、透明ではないのでガラスと作品に隙間を付けるとどうしても不鮮明になってしまいました。
今回ご紹介するアメリカ製のミュージアムガラスは、
『97%の紫外線をブロックし、反射光1%以下の低反射ながら光の透過度96%と非常に高いため、通常のガラスの様な映り込みがなく、作品がきれいに見える、最高級の保存額装用ガラスです』(メーカー公表文)
通常のガラスと並べて比べれば一目瞭然です!
まるで、ガラスやアクリルのカバーが何も入っていないのではと思うくらいです。
ただし、現状の難点としては価格が非常に高いという事です。おまけにケース単位での仕入れですので、一般に普及するのはまだまだ難しいです。
(2ページに続く)

























